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尾道市東京事務所の3月22日の記事

 尾道市東京事務所ブログのRSSを登録し、毎号読んでいる。今日、3月22日の記事を読んだ。タイトルは、『港築いたお奉行さん~平山角左衛門』である。住吉浜を埋め立て、築港の恩人として知られる第13代尾道町奉行・平山角左衛門の話である。住吉浜は、私が住んでいた向島の「彦の上」地区の対岸付近である。

 その記事の下に、「海事都市尾道」サイトへのリンクがあり、更にその中の『海をめぐる歴史と文化』を読んだ。古代から近代の尾道の歴史が記されている。中世のPDFを読むと、室町時代の1371年に足利氏の縁戚に当たる今川貞世(出家後の名は了俊)が九州へ向けて遠征する道すがらに書き留めた紀行文『道ゆきぶり』の中の以下の一節が紹介されている。
 
「たゞ此むかひたるかたに、よこほれる島山あり。むかし此所をらうじける人、和歌の道にすける心ふかきあまりに、おりたつ田子いりぬる海人までも、歌をなんよませつゝ待てけうじけるより、やがてこの所を歌のしまというとぞ。」

 向かいに見える島は和歌が盛んで、後に「歌の島」と呼ばれる様になったとある。
by utashima | 2012-03-27 15:40 | 歌島姓・尾道 | Trackback | Comments(0)


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