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ラグランジュ点の定性的説明(by 田中彰氏)

 本記事では、田中彰氏による 『ラグランジュ点の定性的説明』 を紹介する。

 田中氏は、私が1976年に旧NASDA に入社以来約10年間、一緒に仕事をした先輩である。私は1976年4月に旧NASDA に入社し、数ヶ月の研修の後、筑波宇宙センターの追跡管制開発室(この名称は何度か変更になっている)に配属された。当時は、日本初の静止衛星ETS-Ⅱの打上げ前であり、その後には静止気象衛星GMS(ひまわり)、静止通信衛星CS(さくら)、放送衛星BS(ゆり)などの静止衛星の打上げを控えていた。追跡管制開発室では、主にこれらの静止衛星の追跡管制に必要な研究開発を担当していた。その室の中で私は、軌道制御・姿勢制御に必要な地上ソフトの研究開発グループに配属となり、3年程前からそのグループで勤務されていた田中氏と共に研究開発に携わった。

 次に、田中氏が 『ラグランジュ点の定性的説明』 を作成しようとの思いに至った経緯・動機を、御本人の言葉で記す。

『ラグランジュ点の定性的説明』 の作成経緯等
 人工衛星に関することを調べていたら、L2ポイントに投入、というのがあった。5つのラグランジュ点のそれぞれが何処であったか、確認のためインターネットを調べた。
 最初に見た記事に 「L3ポイントが軌道の外側」 というのがあり驚いた。なぜなら、四半世紀程前に一緒に仕事をしていた広田正夫氏が3体問題の特殊解(ラグランジュ点)を解いて見せてくれたのでは 「L3ポイントは軌道の内側」 だったのを覚えていたからである。
 そこで、5つのラグランジュ点が何故そこに存在するのかを定性的に説明してみようと試みた。

 ラグランジュ点に関して納得できる説明ができたので、近くで仕事をしている昔の仲間の堀井道明氏に見てもらってコメントを頂いた。さらに、順序だてて説明するため、天体運動の基本的な解説を加えた。

 インターネットで答えの違う記事があることに関し、正しい情報を発信するのが気付いた人の役割だと思い、長年にわたりこの分野で活躍されている歌島昌由氏に内容の点検と公開の方法について相談したところ、氏のブログに乗せていただけることになった。
 この分野に関係している方だけでなく、広範囲の方々の目に留まり、少しでも多くの方が天体の運動に興味を持って頂けたら幸甚です。

『ラグランジュ点の定性的説明』(PDF)のダウンロード・表示には、左の下線部をクリックして下さい。
(追記)2022年10月29日
 上記の『ラグランジュ点の定性的説明』(PDF)は、当時accsnetが提供しているサーバーに置いていた。数年前からaccsnetとの契約をメールアドレスの使用だけにしており、このPDFファイルを表示できません。ご覧になりたい方は、以下のメールアドレスまでご一報ください。PDFファイルをお送りします。
    aml00288@mail1.accsnet.ne.jp

by utashima | 2011-08-11 18:53 | 宇宙機の軌道設計/ 解析 | Trackback | Comments(4)
Commented by Yoshikazu Saino at 2011-08-11 20:09
興味のある話題ですので読みたいのですが、pdfへのリンクが何度試しても「403 Forbidden」となってしまいます。
ご確認願います。
Commented by Yoshikazu Saino at 2011-08-12 00:32
URLコピー&ペーストでファイルを開くことができました。これから読ませていただきます。対応ありがとうございました。
Commented by utashima at 2011-08-12 00:44
ご不便をおかけします。取り敢えずは、これで見て下さい。
数年前に問題なく使っていたFFFTPでPDFファイルをアップロードしたのですが、何故か私のPCしかアクセスできなかったようです。
その後、別のFTPソフトでアップロードすると、現状のようにURLを入れると表示される所まで来ました。
今後、原因が分かりましたら、リンクを貼りたいと思います。
Commented by utashima at 2011-08-12 21:20
1日掛かりましたが、原因が分かり、対策も完了しました。現在は、単にクリックして頂くだけで、PDFファイルが表示される筈です。

[原因]
 ファイルを置く場所として、忍者ツールズの無料100MB領域を借りました。ところが、そのサーバーの方針として、ファイルを置くだけの使用法は基本的に禁止となっていました。従って、403Forbiddenのメッセージが出たようです。アクセスの負荷を抑えるためにこのような制約を課しているとの事。

[対策]
 私が利用している ACCSnet が、会員に50MBの容量を提供している事を知りました。この領域に、FFFTP を使ってPDFファイルをアップロードしました。


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