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最近の静止衛星打上げ時の分離軌道

 最近の静止衛星は、どのような軌道でロケットから分離されているのか、簡単にネット検索してみた。

 2010年4月25日にプロトン-Breeze-M ロケットは、SES-1 静止衛星を、打上げから約9時間後に静止軌道に近い軌道で分離していた。分離軌道は、以下の通り。
   近地点高度:28,199km  遠地点高度:33,670 km  傾斜角:0.6°
軌道情報はこのサイトから入手した。

2010年1月27日に同じくプロトン-Breeze-Mで打ち上げられた RADUGA 1M-2 (ロシアの軍事衛星) は、より静止軌道に近い軌道に投入されていた。
   33,956 x 35,568 km, 0.3°
軌道情報はこちらのサイトから入手した。

 衛星質量が大きい場合は、例えば5000km×36000km(傾斜角10deg程度)などの GTO と GEO の中間付近の軌道で分離している。DELTA-Ⅳ やアトラスV による静止衛星打上げでも、5000km×36000km(傾斜角10deg程度)などの軌道に投入している例があった。

 以下の値は、2010年4月4日にアメリカが DELTA-Ⅳで GOES-15 を静止軌道に打ち上げた時のロケット分離軌道である。
   6,601 x 35,161 km, 13.2°  
軌道情報はこちらのサイトから入手した。

 何度も噴射できる高性能の上段ステージがあれば、ユーザーが希望する運用軌道に近い軌道において衛星を分離する事ができ、衛星側の負担が軽減される。
by utashima | 2010-07-18 12:11 | 宇宙開発トピックス | Trackback | Comments(0)
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