4.Space Trajectory Analysis (STA)
ESA も STA (Space Trajectory Analysis) というオープンソースのソフトウェアを、大学等と共同で 2005年頃から開発中である。右の図が、このソフトのロゴである。
このpdfファイルに、ソフトの概要が記されている。概ね GMAT と同じであるが、以下の点が異なるように思われる。
(a)ロケット・フェーズの trajectory も対象とする。
ASTOS Solutions が開発した
ASTOS という打上げ段階及び Reentry 段階の最適化ツールとの連携も考慮している。
(b)宇宙機の測距、軌道決定も対象とする。
(c)6つまでの swingby 機能を陽に持つ。
GMAT も Mission Sequence の中に swingby を入れる事は可能と思われる。
(d)最適化手法として、Genetic Algorithm (遺伝的アルゴリズム) も用意される。
実装は、これからである。
(e)
このサイトによると、大学院生に対し6ヶ月までのインターンシップを提供する。
こちらが STA のホームページである。MAX OS X 用の STA (実行形式) は β 版がダウンロードできる。Windows 版はまだである。