<   2006年 12月 ( 14 )   > この月の画像一覧

ウイルスバスタ 2007 へのバージョンアップの最悪の結末 (その5)

 VB2007 にバージョンアップする直前の状態 (約1週間前) に戻す事ができ、ネット接続も正常なので、12月24日朝、ルーターのファームウェアを最新版 (ver.1.40) に更新した。ルーターのソフトを更新しただけなので、PC のレジストリには無関係と考えられるが、この状態でも復元ポイントを作成しておいた。

 VB2006 のサービスが終了する1ヶ月位前に、ソースネクスト社の 「ウイルスセキュリティ ZERO」 またはその最新版を購入してインストールしよう。もし、問題が発生すれば、free の AVG という外国のウイルス対策ソフトもあるらしいので、それを試みたい。日本語で使用法などを説明しているサイトもある。これらの情報は、職場の仲間から貰った。感謝。詳しくは見ていないが、AVG にはファイアウォール機能はないようだ。それは OS のファイアウォールを利用するかな。これもダメな時、もう一度 VB2007 に挑戦する。
by utashima | 2006-12-24 17:11 | パソコン | Trackback | Comments(2)

ウイルスバスタ 2007 へのバージョンアップの最悪の結末 (その4)

 ケーブルテレビの人の助言に従い、12月21日夜にブロードバンド・ルータを切り離した。そして、念のため再び 12月13日の復元ポイント(12月の Microsoft Update を実施する直前、VB2006 を使用中)まで戻した。VB2006 を再インストールした。PFW は定義通り「家庭用ネット1」。12月13日に行なった Microsoft Update はまだ保留。

2006年12月22日19時
 朝 9時に、朝日新聞のホームページに自動的に 5分毎にアクセスする設定にしていたが、回線に異常はなかった模様。この日一杯、正常である事を確認した。予定を変更して、ルーターの接続は最後にする事にした。23日に 12月の Microsoft Update を実行する予定。

2006年12月23日
 朝、問題なく PC を起動した。昼過ぎのネット囲碁対局も正常に終えた。残念ながら負けたが。この時点で、「12月のセキュリティ Update をしない状態+VB2006+ルーター無し」に問題はないと判断した。22日夜、この状態の復元ポイントを作成しておいた。
 23日、13時20分頃、Microsoft Update の12月分を実施した。PC を再起動。「さくらウォッチ」 は正常に時刻同期した。ブラウザで朝日新聞ホームページを5分毎に自動更新する設定にし、ネットが切れないか状況を見た。この状態の復元ポイントも作成した。
 16時。ここまで、ネット接続は正常。ルーターを繋いでみる事にした。PC の電源、モデムの電源を一旦切る。30分ほどモデムの電源を切って置いた後 (ルーターの取扱説明書に書いてあった)、モデムとルータを接続し、モデムの電源を入れた。その後、ルータと PC を接続してルータの電源を入れ、そして、PC を起動した。「さくらウォッチ」 は時刻同期が進まず、サイトを変更すると成功した。ブラウザも正常に各サイトを表示した。その後、VB2006 の PFW を 「家庭用ネット2」 に変更した。その後、PC を再起動した。再起動後、「さくらウォッチ」 は 1回で時刻同期に成功した。ブラウザの動作も問題なし。この状態の復元ポイントも作成した。1日程度使ってみる予定。

 この状態は、1週間前に VB2007 にバージョンアップした直前の状態である。1週間前は、VB2007 にバージョンアップしてネットが切れる症状が頻発した。

 ここまでの検討を振り返ってみると、途中の現象の中には私には説明できない事があるが、結果として、VB2007 を設定する前の正常だった状態に戻す事ができた。異常の原因はVB2007 だったと判断せざるを得ない。

 今後の対応であるが、VB2006 のサービスが終わるまで、今の環境を続ける予定。今後、1年位使えるだろう。2008年3月までの料金はトレンドマイクロ社に支払っている。余程の変化がない限り、VB2006 のサービスが終わる時は、別のウイルス対策ソフトへの移行を第一に考えたい。数年前にも VB には苦労させられたので。

 ルーター(WHR-AM54G54/U) のサイト(株式会社バッファロー) を調べると、ルーターのファームウェアの新しい版が存在した。ver.1.40。私のルーターは ver.1.30 であった。ダウンロードしておいた。12月23日はこのままで使用し、明朝、PC の電源を入れて正常であれば、ルーターのファームウェアを更新しよう。
by utashima | 2006-12-23 23:03 | パソコン | Trackback | Comments(0)

ウイルスバスタ 2007 へのバージョンアップの最悪の結末 (その3)

 2006年12月20日夜、VB2006 の PFW の設定を 「家庭用ネット2」 とする事にした。ネット囲碁対局に 1 回成功したからである。しかし、その後も、時々ネットが切れる事がある。

2006年12月20日21時頃
 忍者ツールズのサイト(カウンターとアクセス解析)を見ている時にアクセス更新ボタンを押すと、ネットが切れた。PC の再起動で回復。

2006年12月20日23時頃
 mixi のサイトを見ている時、ネットが切れた。この時、1回の再起動では回復しなかった。そして PFW を切っても、接続できなかった。2回目の再起動でネット接続が出来た。ちょっとおかしいので、ケーブルテレビ会社にも問い合わせのメールを送った。

2006年12月21日19時
 ケーブルテレビ会社から返事が来ていた。それによると、VB2007 がケーブル・モデムに悪影響を与える事はないと言う。私のモデムをリモートでチェックした結果、問題は認められないとのこと。ブロードバンド・ルータを外してモデムと PC を直接繋いで問題が発生するかどうかを調査するのが良いとの事だった。
 よって、すぐに、ルータを切り離した。そして、念のため再び 12月13日復元ポイントまで戻した。VB2006 を再インストールした。PFW は定義通り 「家庭用ネット1」 にした。12月13日に行なった Microsoft Update はまだ保留する。この状態で 12月23日まで使ってみよう。問題なければ、ルーターを入れてみる。「家庭用ネット2」 にする。これも正常なら、Microsoft Update の悪さが疑われる。確認のため、Microsoft Update を実施しよう。この段階で時々回線が切れる状態になる筈だ。
 次に、ルーターのソフトの最新版を製造会社のサイトからダウンロードして適用してみる。それでも解決しなければ、その会社に問い合わせよう。その頃は正月休みだろうから、来年になろう。12月21日23時59分現在、ネットは正常である。
by utashima | 2006-12-21 23:59 | パソコン | Trackback | Comments(0)

ウイルスバスタ 2007 へのバージョンアップの最悪の結末 (その2)

 同名タイトルの記事のその後を記す。2006年12月19日夜、VB2007 をインストールする直前の復元ポイント (12月13日時点) に戻した。VB2007 の PFW (パーソナル・ファイアウォールの略) は、仕様に合わせて 「家庭用ネット2」 としていた。ネット状態はほぼ改善されたが、ブログの記事のアップの際に回線が切れるという事態が発生した。PC を再起動すればアップできたが、まだ不安定な状態であった。ネット囲碁対局が可能かどうかも未確認だった。その後の経過を記す。

(1)2006年12月20日7時30分
 PC は正常に起動。「さくらウォッチ」(時刻同期を行なうソフト)も止まらずに時刻同期できた。VB2006 の PFW は昨夜から 「家庭用ネット2」 。ファイアウォール設定に問題があると、「さくらウォッチ」 が真っ先に止まる。

(2)2006年12月20日7時45分
 VB2006 の PFW を 「家庭用ネット2」 から 「家庭用ネット1」 に変更した。12月初め以前は、この設定でずっと正常にネット対局できていたから。

(3)2006年12月20日18時50分
 会社から帰り、WWGo で囲碁対局をしてみた。20手辺りで回線が切れた。よって、「家庭用ネット1」 はダメと判断した。 「家庭用ネット2」 に戻して、ネット囲碁対局をしてみた。無事、WWGo で 1局の対戦を完了する事が出来た。これで、一通りのチェックは終えた。やれやれ。今後も 「家庭用ネット2」 を使用する。

 今後、問題が発生して使用に耐えないと判断したら、ソースネクスト社の 「ウイルスセキュリティ ZERO」 に乗り換えようと考えている。今回の問題の原因が、VB2007 なのかどうか、私には判らない。可能性としては、ケーブル・モデム、ブロードバンド・ルータ、Windows XP (セキュリティ確保のために毎月パッチを当てているが、これにバグが無いとは限らない)等が考えられる。これらの中で、現実的に私に選択の余地があるのは、ウイルス検出ソフトだけ
by utashima | 2006-12-20 20:35 | パソコン | Trackback | Comments(0)

ウイルスバスタ 2007 へのバージョンアップの最悪の結末

 少し前に、ウイルスバスタの登録を更新した。その結果、VB2007 にいつでもバージョンアップできる状態になっていた。

 暫く VB2006 のまま使っていたが、数日前に思い出して VB2007 にバージョンアップした。数時間位(はっきり覚えていない)は問題なかったが、使っているとネットに繋がらなくなった。ファイアウォールの設定に問題があると思い、VB2007 の設定を見た。パーソナルファイアウォール (以下 PFW と略す) が 「家庭内ネットワーク1」 になっていた。これは、CATV モデムと PC を直接繋いでいる場合の設定と書いてある。今の環境は、無線 LAN 付きのブロードバンド・ルータを間にかませて PC にケーブルで接続しており、その場合は 「家庭内ネットワーク2」 になると書いてある。そのように変更した。変更後の数時間は問題なかった。しかし再びネットに繋がらなくなった。

[補足]
 ブロードバンド・ルータを導入したのは、2006年4月。それまでは、ケーブル・モデムに PC を直接接続していた。VB2006 の PFW は 「家庭用ネット1」 だった。その状態で、4月にブロードバンド・ルータを接続したが、VB2006 の PFW の設定は変更しなかった。それ以後の半年間、問題なく使用できて来た。

 Windows XP のファイアウォールでも良いと思い、それを設定してみたが、繋がらない。ファイアウォールを全く外すと、繋がる。

 仕方ないので、VB2007 をアンインストールし、VB2006 に戻した。何と、VB2006 でも繋がらなくなった。ソフトの設定ではやるべき事は全てやったと考えたので、ケーブル・モデムとブロードバンド・ルータをリセットしてみた。すると、VB2006 で使えるようになった。VB2007 にするのは怖いので、当分このまま使う積もり。偶にケーブル・モデムの異常のために、リセット・ボタンを押す事があるので (年に1,2回かな)、今回の異常の原因がモデムにあるのか、VB にあるのか不明。[2006年12月21日の補足:ケーブルテレビのサポート係りの人から、私のモデムの動作は、正常ですとのコメントを貰った。] XP のファイアウォールや VB2006 に戻しても繋がらなかった時はモデムに原因があったと考えられるが、最初に VB2007 を設定した時にモデムに悪影響を与えた可能性はないのかな。[2006年12月21日の補足:ケーブルテレビのサポート係りの人によると、ウイルスバスタの設定が、モデムに悪影響を与える事は、まず考えられないとの事。] 良く判らない。

 完全に復旧したと思い、ネット囲碁対局をした。100 手余り進んだ所で、回線が切れた。偶々かと思い、PC を再起動した後、再びネット囲碁対局をしたが、回線断を再現した。この時点で、VB2007 をインストールする前の復元ポイントに戻す決意をした。この機能は Windows ME の時代に使ったことがあるが、できれば使いたくない機能。でも、そんな事は言っておれない。12月13日の時点に戻した。復元は正常に終わったが、「VB2006 のファイルが異常なので再インストールせよ」との表示が出た。VB2006 を再インストールし、多分完全に12月13日の状態に戻った。ネット囲碁対局が正常に出来て完全と言えるが、今日はその元気は無い。腹立たしい数日間だった。

 ここまで書いて、これをアップしようとして、ネットに繋がらなくなった。まだ、問題が残っている。今回の問題は、今までに経験した中で最悪かも。まだ、解決していない。
by utashima | 2006-12-19 23:11 | パソコン | Trackback | Comments(0)

最近のレーザー技術の進歩

 既に記した記事で紹介した月刊雑誌『科学』の 2006年10月号の特集「物理を変える!光科学の挑戦」に、最近の高出力レーザーの話が載っている。この記事を読むまでは、最近はレーザーに関して大した進歩はないと思っていた。ところが違っていた。以下は、植田憲一氏(電気通信大学レーザー新世代研究センター)による記事の概要である。

 現在、高出力レーザーとしてセラミック・レーザーが大きな注目を集めている。そのセラミック・レーザーの技術を牽引しているのは、日本だという。セラミック・レーザーの発展のきっかけになったのは、重力波検出器の研究らしい。10の-20何乗という微弱な信号を検出するために、それまでのレーザーの改善点を検討した結果、超高安定のセラミック・レーザーの開発に繋がった。セラミックスは日本が得意とするもの。セラミック・レーザーは、安定度、効率、出力などにおいて、今までのレーザーを大きく上回る性能を実現しているらしい。これを知った米国は、日本からセラミック・レーザー試料を多数購入して試験し、日本からの研究報告を追認している(2005年)。そして、軍用の大型固体レーザーの開発を開始。100kW 出力も目前らしい。

 大阪大学レーザー研究所は、セラミック・レーザーを使い、日本発の新しいレーザー核融合方式により研究を進めている。「4年後には世界に先駆けて科学実証に成功するだろう」と述べている。

 この特集には他にも、将来、18 桁の時間計測を可能にする「光格子時計」の記事もある(香取秀俊氏(東京大学)による)。この「光格子時計」が実現すると、高度差 1cmの 2つの時計の時間刻みの差(一般相対論で説明できる)が検出できるらしい。このような超高精度の時計ができると、物理定数が本当に不変なのかにも決着が付くかも知れないようだ。「光格子時計」のアイデアは、香取秀俊氏たちが 2001年に提案している。
by utashima | 2006-12-18 22:24 | 読書 | Trackback | Comments(4)

ボーズ粒子、フェルミ粒子、ボーズ-アインシュタイン凝縮、超流動、超伝導

 岩波書店発行の『科学』2006年10月号を読んでいる。この号は、特集「物理を変える!光科学の挑戦」と題して、最近の光の研究の進歩が述べられている。その中で、上田正仁氏(東京工業大学)の「量子物理学の新時代の幕開け」というコラムを読んで"なるほど"と思った事がある。それは、量子統計性の話。

 ボーズ粒子、フェルミ粒子、ボーズ-アインシュタイン凝縮、超流動、超伝導について、判り易く書かれている。同種粒子2個から成る波動関数において、粒子を入れ替えた物と元の物とが識別不可能な状態を記述している条件から、粒子には 2種類あり、それらがボーズ粒子とフェルミ粒子である事が述べられている。光子はボーズ粒子、電子、陽子、中性子はフェルミ粒子である。

 フェルミ粒子が偶数個集まるとボーズ粒子に、奇数個集まるとフェルミ粒子となる。フェルミ粒子にはパウリの排他原理が存在し、2個以上が同じ状態でいる事は出来ない。ボーズ粒子は、幾つでも同じ状態で存在でき、ミクロの性質がマクロのスケールまで現れるボーズ-アインシュタイン凝縮が可能。

 液体ヘリウムの超流動は、ボーズ-アインシュタイン凝縮の現れであり、フェルミ粒子である電子が 2つペアを組んでボーズ粒子として振る舞う事でボーズ-アインシュタイン凝縮を起こしたのが、超伝導であるという。量子力学はきちんと勉強した事はないが、良く判ったような気がした。
by utashima | 2006-12-17 17:32 | 読書 | Trackback | Comments(0)

『銀星囲碁7』 は弱い初段か

 前回の記事後の『銀星囲碁7』との対局の様子を紹介する。

私との第2局
c0011875_0363781.jpg
 結果的には 11.5 目勝ったが、これは第 1 局以上に危ない対局だった。図1 がちょっと心配になってきた段階。黒105で、白石6目が危ない。図2 のように、攻め合いに持ち込もうとしていた右辺の黒が生きてしまい、白の楕円で示す白石群は目が無い状態。何とか劫(こう)に持ち込んだ(赤色の楕円)。この劫に勝ってやっと勝利した。

c0011875_0371496.jpg

私との第3局(図3)
c0011875_0475310.jpg 154 手を打ったところで黒石が投了。150 手を超えて差が 50目以上の場合に投了とする設定にしている。この対局は、私が危ないところは殆ど無かった。この対局だけを見ると、私とは 2 ランク以上の差があるかな、と思ったり。2 ランク差とすると、『銀星囲碁7』は初段か。


私との第4局
 これも、危なげなく、私が勝った。28.5目の勝ち。

 このソフトには、2つの囲碁ソフト同士で自動対局のできる GTool2.exe (銀星ツールⅡ)が付属している。これを使って、『銀星囲碁2』 と『銀星囲碁7』 を自動対局させてみた。どちらも棋力の設定は最上級とし『銀星囲碁7』 は時間無制限とした。

銀星囲碁2 と 7 の第1対局
 『銀星囲碁7』 の圧勝を予想したが、結果は『銀星囲碁7』 の半目勝ち。しかも、『銀星囲碁7』 は『銀星囲碁2』 の約 10 倍の時間を使っていた。

銀星囲碁2 と 7 の第2対局
 今度は、『銀星囲碁7』 が 12目半勝った。順当なところか。

 以上を総合すると、現時点において 『銀星囲碁7』 の棋力は、「弱い初段」かな。
by utashima | 2006-12-17 00:32 | 囲碁 | Trackback | Comments(2)

銀星囲碁7の実力

 明日12月15日、『銀星囲碁7』が発売される予定。私は一足速く購入し、対局してみたので、その実力の第一報をお届けする。

c0011875_18574319.jpg 私は、7,8年前から囲碁ソフト『銀星囲碁』シリーズを使っている。主に、朝日新聞に掲載されている名人戦の棋譜を入力するのに使っている。対局は、ネット上の囲碁対局サイト WWGo で行なっているが(現在は弱い3段)、調子を落とすと、『銀星囲碁』と対戦して自分を振り返る事が多い。今まで使っていた『銀星囲碁』は、『銀星囲碁2』だった。2000年に発売されたもの。『銀星囲碁2』の強さを「最上級」の設定にして黒石を持たせて互先で私と対局すると、50目前後私が勝つのが通常である。適当に打って私が負けた事も2,3回あるが。『銀星囲碁2』の棋力がどの位かは難しいが、敢えて言えば 2級程度かなと思う。早く有段の囲碁ソフトが出て欲しいと思っていた。

 数日前、『銀星囲碁』の発売元のシルバースタージャパンから、新しい『銀星囲碁7』の発売の案内が届いた。13440円のところを 7500円で提供と書いてあったので購入した。『銀星囲碁2』から 6年経ち、かなり強くなっている事が予想されたので、その実力を体験してみたいと思った。

 画像が『銀星囲碁7』との初対局の終局図である。『銀星囲碁7』に黒石を持たせ、考える時間を無制限に設定した最上級とし、互先で対局した。私が 42.5目勝った。結果だけ見れば、『銀星囲碁2』と変わらないと思われるかも知れないが、対戦してみて確かに強くなっていると感じた。この対局の 153手目(奇数なので黒番)に、『銀星囲碁7』が決定的な敗着を打っている。実は私もその数手手前までになって、私にとって具合の悪い状況になりそうだと気付いた。ところが、153手目で『銀星囲碁7』が悪手を打ったために、私が大勝した。153手目を正しく打たれていると、私が負けていた可能性がある。

 まだ、この 1局だけなので、どの程度強くなったかは何とも言えないが、強くなった事は間違いない。ただ、時間無制限にすると、1手打つのに 2分前後考える場面も少なくない。この対局での消費時間は、私の約 15分間に対し、『銀星囲碁7』の約 45分間であった。実力の変化があまり大きくなければ、時間に制限を付けて対戦したいと思う。

 『銀星囲碁7』には、「別の手機能」というのがある。これは、上で述べた 153手目のように、そこに打ったらダメという場合に、別の手を探させる機能である。妥当な別の手が表示されない場合は、人間が指定する事もできるらしい。「別の手機能」を使うと、純粋にソフトと対戦しているという事にはならないので、『銀星囲碁7』の実力を知るまでは、この機能は使わずに対戦しようと思う。『銀星囲碁7』では、気風として、一般、勢力型、実利型の中から選択でき、戦法も、一般、三連星、小林流、中国流、ミニ中国流の中から選択できる。暫く、楽しめそうだ。今後、更に数回の対局をしてみて、『銀星囲碁7』の実力を測りたい。

[補足]
 『銀星囲碁7』には、自動学習機能があり、コンピューターが負けた時の手順を記憶しておき、次の対局からは使わないように出来るらしい。どの程度効果があるかな。
by utashima | 2006-12-14 18:53 | 囲碁 | Trackback | Comments(2)

『大統領の陰謀』をやっと読み終えた

『大統領の陰謀』(ボブ・ウッドワード、カール・バーンスタイン著、常盤新平訳)をやっと読み終えた。数ヶ月前に読んだケネディ大統領暗殺についての本に、ウォーターゲート事件の事も触れられていたので、読んでみようと思っていた。ウォーターゲート事件は、1972年6月17日に首都ワシントンのウォーターゲート・ビルの民主党本部への不法侵入者が現行犯で逮捕された事件が発端。その時から、1974年にニクソン大統領を辞任に追い込むまでのワシントン・ポスト紙の二人の記者の話である。慣れない外国人のカタカナの名前が沢山登場し、初めのうちは読み難かった。本の冒頭に、主な登場人物(52人もいる)の名前と立場(大統領補佐官とかFBI長官とか)が記されており、頻繁に参照しながら読んだ。1/3 位進むと、探偵小説を読んでいるような面白さを感じるようになった。架空の物語でなく、実際に起きた事柄である。

 ウォーターゲート事件が起き、調査が進められた1972年~1974年は、私は大学3年~大学院1年であった。その頃は、好きな飛行機の授業がまだ行なわれない教養部(入学から1.5年間)をやっと終えて、その飛行機の勉強をやれるとても幸せな時であり、それに没頭していた。ウォーターゲートという言葉は当時、テレビや新聞で見聞きしていたが、全く関心が無かった。教養部の頃にまだ盛んだった学生運動を見ていた影響もあり、政治問題からは遠ざかろうとしていた。従って、当時のアメリカでどのようにしてウォーターゲート事件の真相が暴露されてきたのか、この本を読むまで全く知らなかった。今でも政治問題に関与する積もりはないが、何があったのか、権力を握った者たちは時としてどのような悪事を働くのかは、知っておきたいと思うようになった。

 この事件の解決に重要な役割を果たしたのは、本書の中で「ディープ・スロート」と呼ばれている政府高官の内部告発である。これが誰なのか長い間謎であったが、2005年5月31日に、当時の連邦捜査局(FBI)副長官だったマーク・フェルト氏が自分がディープ・スロートであったことを公表している。たった1年半前の事である。主人公のワシントン・ポスト紙の記者の一人がディープ・スロートと接触する方法は、まるで映画の場面のようであった。当初は、電話で話をしていたが、捜査が進むにつれて、慎重に会うようになる。記者がディープ・スロートに会いたい場合、自分のマンションのベランダに合図を出す。ディープ・スロートは毎日そこを見ることができ、合図があれば、深夜の 2時に前もって決めている地下の駐車場で会う。記者がその駐車場に行くのも、直接行くのではなく、尾行を警戒して、タクシーを 2回以上乗り換えて行くなどの方法を取っていた。ディープ・スロートからの情報は、ヒントに過ぎず、2人の記者は確認のために色々な人に接触して確実な情報を増やして行く。捜査も終盤になった時、ディープ・スロートから、二人の記者の命が危ないという情報を得る。当然、記者の自宅やワシントン・ポスト社の社内は盗聴の危険がある。紙に書いて打合せをしたり、外に出て話をしたり、といった期間が数日程度あったようだ。正に、ニクソン大統領とワシントン・ポストの戦いだった。

 この本には、『最後の日々』という続編がある。ネットで検索してみたが、残念ながら絶版になっていた。
by utashima | 2006-12-11 23:44 | 読書 | Trackback | Comments(0)