前回の記事後の『銀星囲碁7』との対局の様子を紹介する。
私との第2局
結果的には 11.5 目勝ったが、これは第 1 局以上に危ない対局だった。図1 がちょっと心配になってきた段階。黒105で、白石6目が危ない。図2 のように、攻め合いに持ち込もうとしていた右辺の黒が生きてしまい、白の楕円で示す白石群は目が無い状態。何とか劫(こう)に持ち込んだ(赤色の楕円)。この劫に勝ってやっと勝利した。
私との第3局(図3)
154 手を打ったところで黒石が投了。150 手を超えて差が 50目以上の場合に投了とする設定にしている。この対局は、私が危ないところは殆ど無かった。この対局だけを見ると、私とは 2 ランク以上の差があるかな、と思ったり。2 ランク差とすると、『銀星囲碁7』は初段か。
私との第4局
これも、危なげなく、私が勝った。28.5目の勝ち。
このソフトには、2つの囲碁ソフト同士で自動対局のできる GTool2.exe (銀星ツールⅡ)が付属している。これを使って、『銀星囲碁2』 と『銀星囲碁7』 を自動対局させてみた。どちらも棋力の設定は最上級とし『銀星囲碁7』 は時間無制限とした。
銀星囲碁2 と 7 の第1対局
『銀星囲碁7』 の圧勝を予想したが、結果は『銀星囲碁7』 の半目勝ち。しかも、『銀星囲碁7』 は『銀星囲碁2』 の約 10 倍の時間を使っていた。
銀星囲碁2 と 7 の第2対局
今度は、『銀星囲碁7』 が 12目半勝った。順当なところか。
以上を総合すると、現時点において 『銀星囲碁7』 の棋力は、「弱い初段」かな。