Google Earth で見た世界の天文台(1)

 天文台は宇宙を見るための施設である。最近の望遠鏡は、光学望遠鏡でも 10 メートル程度のサイズがある。と言う事は、逆に宇宙(衛星)からも見つけ易いと考えられる。今回は、Google Earth を使って、世界の望遠鏡を覗いてみた。

1. すばる望遠鏡
 世界の望遠鏡と言えば、先ず日本の誇る「すばる望遠鏡」を挙げるべきであろう。「すばる望遠鏡」は、ハワイのマウナケア山頂にある。マウナケア山は、ホノルルのあるオアフ島ではなく、更に南の最も大きなハワイ島にある。現在のGoogle Earth では以下の画像が表示された。中央上にすばる望遠鏡が写っている。その右側には Keck 望遠鏡が僅かに写っているが、解像度が格段に落ちている。画像の左側にある複数の小さいものは、サブミリ波アレイ(SMA)であろう。
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2. ウィルソン山天文台
 この天文台は、ジェット推進研究所から約 10km 東北東にある。エドウィン・ハッブルがこの天文台の100インチ(2.54m)望遠鏡を使って、遠くの銀河ほど高速で遠ざかっている事を発見した。現在は大した観測はしていないのかなと思ったが、タイトルのリンク先を見ると、Center for High Angular Resolution Astronomy (CHARA) というプロジェクトも進められていた。数百メートルの範囲に広がる6つの光学望遠鏡で得た光を干渉させて、200 micro-arcseconds の角分解能を実現するもの。

 ウィルソン山天文台には、1987年に家族と一緒に見物に出かけている。以下に、衛星画像を示す。分解能が少し不足していて判り辛い。黄色の楕円で示した所が、駐車場と思う。駐車場の近くに簡単な食事の出来る場所があり、そこでサンドウィッチを食べながら、飛んでいた数機のハンググライダを眺めた記憶がある。
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次の画像は、少し引いて 3D 表示にしてみた。
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3. ヨーロッパ南天天文台のVLT
 ヨーロッパ南天天文台は、南米チリにある以下の天文台群を持っている。
 (1)ラ・シヤ天文台(La Silla Observatory)
 (2)パラナル天文台(Paranal Observatory)
 (3)チャナントール天文台(Llano de Chajnantor Observatory)
VLT (Very Large Telescope) はパラナル天文台にあり、口径8.2mの4つの望遠鏡と口径1.8mの複数の可動式望遠鏡などから成っている。これらの望遠鏡で得た光を集めて干渉させて高い角分解能の観測をする。このサイトで1頁ほどスクロールすると、VLT の全体構成の画像が現れる。
 Google Earth で見た画像を以下に示す。
c0011875_13134851.jpg

by utashima | 2006-08-06 17:53 | パソコン | Trackback | Comments(2)
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Commented by SHUN at 2006-08-07 09:31 x
Google Earth は凄いですね。すばるにしても、ESOのVLTにしても、こんなに鮮明に写るんですね。ちょっと感動しています。
Commented by utashima at 2006-08-07 18:47
「すばる」の画像はラッキーでした。VLT はこんなに綺麗に見えるとは予想していませんでした。1m分解能の地域が更に増えると楽しいですね。


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