11月12日~13日は、久し振りに、故郷の尾道・向島に滞在した。ちょうど、
『男たちの大和』の映画のロケセットが公開されている。このロケセットを始め、懐かしい島の色々なところを兄の運転する車で回った。
映画のロケセットは、日立造船向島西工場跡に作られている。下の写真は、大和の第一主砲塔の正面から写したもの。背後は、尾道水道、その向こうに尾道市の千光寺山が見える。大和には、3連装46cm砲が3つあり、2つが前部に、1つが後部にある。ロケセットでは、第二主砲塔だけが正確に作られており、第一主砲塔の3つの砲身は省かれていた。大和の建造費は、現在の貨幣価値に直すと、約二千数百億円との事。宇宙開発事業団の開発したH2ロケットの開発費とほぼ同じだった。
46センチ主砲の次に印象に残ったのは、以下の九六式3連装25ミリ対空機銃。この機銃を見てすぐに思ったのは、文房具のホチキスの針の装填方式。次に、右下の説明を読んで更に驚いた。この機銃は、日本軍がフランスのホチキス社から製造権を購入したもの。ホチキスという姓の兄弟がいて、兄がこの機銃を開発し、弟が文房具のホチキスを開発したと言う。半分冗談で、「この機銃はホチキスと似ている」と思った事が当たっていた。
下の写真は、大和のロケセットを横から眺めたもの。艦橋部は省かれている。
その後、向島一周のドライブに出た。向東町の小・中学校の横を通り、東端の歌地区に出て、島の南東部の海岸を走った。島の最高峰の高見山にも(車で)登った。下の写真は、高見山から尾道水道を見たもの。