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特別展「日本橋」に出かけた

 今日、家内と江戸東京博物館に行った。今開催中の特別展「日本橋」を見るため。大江戸線の両国駅の隣に江戸東京博物館がある。今年度末で開館から20年であるが、私は初めて訪れた。7階まである大規模な博物館である。土産物を売っているショップや喫茶店、レストランもある。
 博物館の入り口に傘立てがあるが、外国人が珍しそうにビデオカメラを近づけて撮影していた。

 午前中は1Fで開催中の特別展「日本橋」を見た。1774年に出版された解体新書も展示されていた。広い会場に沢山の展示物があり、疲れた。何度か、展示場内の椅子で休憩した。特別展「日本橋」は撮影禁止だった。

 昼食は、7Fのレストランで私は蕎麦を食べた。日本橋から、すぐに蕎麦を連想し、食べたくなったので。

 午後は、6Fと5Fの常設展示を見た。6Fには日本橋の半分を、当時と同じケヤキとヒノキを使って実物大で復元していた。中央部が盛り上がったアーチ状である。明治になると、馬車などの通行に便利なように、平らな橋に変更された。明治の終わりの1911年に今の石造りの日本橋ができた。
 江戸城本丸大手門の前に建てられた越前福井藩主・松平伊予守忠昌(まつだいらいよのかみただまさ)(1597~1645)の上屋敷が史料をもとに30分の1の縮尺で復元されていた。忠臣蔵で有名な松の廊下も復元されていた。下の写真である。
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 三井越後屋の店も10分の1の縮尺で再現されていた。
特別展「日本橋」に出かけた_c0011875_22324479.jpg

 明治~昭和の生活環境の展示もあった。鹿鳴館も25分の1で復元し、透明な強化ガラスの下に埋め込まれていた。庭の様子も上からの眺めで良く分かる。ウィンナ・ワルツの調べとともに屋根が後ろにスライドして、2階舞踏室での舞踏会の様子も見る事が出来た。重さを再現した1000両箱が置かれており、触る事が出来る。持ち上げる事はできるが、不用意に持ち上げると、腰痛になる恐れがある。岡山県津山藩の大名の籠を実物大に再現したものが有り、乗る事が出来る。私(身長171cm)は足をちょうど伸ばす事が出来た。
 
 ゆっくり見ると、1日ではとても足りない展示物の量である。中学生の団体や外国人の姿も多かった。疲れたが、楽しい1日だった。
by utashima | 2012-06-22 22:17 | イベント | Trackback | Comments(0)


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