オープンソースの軌道解析ツール(その4)

4.Space Trajectory Analysis (STA)
c0011875_14164390.jpg ESA も STA (Space Trajectory Analysis) というオープンソースのソフトウェアを、大学等と共同で 2005年頃から開発中である。右の図が、このソフトのロゴである。このpdfファイルに、ソフトの概要が記されている。概ね GMAT と同じであるが、以下の点が異なるように思われる。

(a)ロケット・フェーズの trajectory も対象とする。
 ASTOS Solutions が開発した ASTOS という打上げ段階及び Reentry 段階の最適化ツールとの連携も考慮している。

(b)宇宙機の測距、軌道決定も対象とする。

(c)6つまでの swingby 機能を陽に持つ。
 GMAT も Mission Sequence の中に swingby を入れる事は可能と思われる。

(d)最適化手法として、Genetic Algorithm (遺伝的アルゴリズム) も用意される。
 実装は、これからである。

(e)このサイトによると、大学院生に対し6ヶ月までのインターンシップを提供する。

 こちらが STA のホームページである。MAX OS X 用の STA (実行形式) は β 版がダウンロードできる。Windows 版はまだである。
by utashima | 2008-11-11 14:13 | 宇宙機の軌道設計/ 解析 | Trackback(1) | Comments(0)
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